カレーが認知症に効くって本当?!ターメリックは××のこと!
ウコンと聞くとなかなか馴染みないかもしれませんね。
実を言うと、ウコンはターメリックのこと。
ターメリックの和名がウコンなんです。
ターメリックといえばカレーですね。
カレーの黄色はターメリックに含まれる成分由来なのです。
10月15日の『たけしの家庭の医学』では認知症特集だそうですね。
認知症予防効果があると言われるウコンについて
ご紹介しようと思います。
ウコンの旬
ウコンは生野菜では食べることはほぼないですよね。
貯蓄性も高いので、旬はあまり関係ないかもしれません。
収穫の時期を旬とするのであれば、10月、11月の秋口となります。
ウコンの生産地
日本国内でみると、沖縄県が最も生産量が多いです。
しかし、やはり輸入が多く、生産量が多いのはインドです!
やはりカレーの香辛料はインドが強いのですね。
高温多湿を好むスパイスなので亜熱帯の地域を好む特性もあります。
ウコンの種類
ウコンといっても、実は大きく3種類ほどあるのです。
私たちに馴染み深いのは秋ウコンですが、そのほかもみていきましょう。
春ウコン
春にピンク色の花を咲かせるので春ウコンと言います。
キョウオウという名前でも知られています。
また、生薬では姜黄(キョウオウ)と読みます。
春ウコンは大変苦く、食用としては不向きな食材です。
どちらかというと健康食品や生薬として使われることが多いのです。
ミネラルも豊富に含んでいます。
秋ウコン
私たちが知っているターメリックはこちらになります。
生薬名は鬱金(ウコン)になります。
春ウコンは春に花を咲かせましたが、秋ウコンは秋に白い花を咲かせます。
健康に良いとされるクルクミン(後述)が豊富に入っているのが秋ウコン。
含有量は春ウコンの10倍とも。
見た目は春ウコンとあまり変わりませんが、秋ウコンは苦味が殆どありません。
食用として使われています。
紫ウコン
断面が紫色であったりすることから、紫ウコンと呼ばれています。
別名、ガジュツとも言います。
こちらも生薬としても使われており、莪蒁(ガジュツ)と表記します(我朮とも)。
他のウコンに比べて希少性が高いものです。
味も苦く、こちらも食用には不向きです。
以前にうこん茶ダイエットなるものが流行りましたが、
それはこの紫ウコンになります。
【東洋医学】薬膳的効能
五性:涼
五味:辛、苦
帰経:肝、心
ここで注目したいのが帰経の肝です。
肝とは肝臓のことでもありますが、それだけではありません。
薬膳学では、「気」の流れを司ることをいいます。
エネルギー源であったり、血液を貯蔵したり調整することです。
ここが弱ってしまうと、自律神経や肝臓、消化機能に影響が出てしまいます。
つまり、気の流れをよくする食べ物と言えるでしょう。
血液の調整もしますので、鼻血や月経通にも効果が見込まれます。
また、肝臓の働きをよくすることも挙げられます。
【西洋医学】栄養素
ウコンで注目を浴びている成分があります。
『クルクミン』という成分です。
※スパイスのクミンではありません!!
クルクミンは、カレーの黄色い着色成分です。
ターメリックライスや沢庵などの着色として使われていますね。
この成分が消化機能に良いとされています。
また、脳内の炎症も抑えられるとして期待が高まっています。
これが認知症や鬱予防に繋がるとされているのです。
実際に、カレー大国のインドでは認知症患者の割合が低いとされています。
ただ、このクルクミンだけに頼ろうと思ったら実際なかなか難しいところです。
カレー好きさんならまだしも、カレーを毎日食べなければなりません。
ターメリックライスにしてみたり、炒め物として取り入れると、
気持ち楽になるかもしれませんね。
しかし、安易に多量摂取は禁物です。
現時点で肝疾患を抱えている方は逆効果となり得る場合も報告されています。
気になる方は医師に確認してみるのもいいと思います。
カレー汚れの落とし方
黄色いシミは先述したクルクミンの成分です。
クルクミンは紫外線に弱く、日光に当てると分解される性質を持っています。
中性洗剤で洗った後に、外で干すとシミが薄くなりますのでお試しください!
詳しくはエスビーさんでも紹介されていますのでご参考くださいね!